建物は水平、垂直だけではない。傾けたり、左右で寸法が違ったり色々なつくり方がある。

その方が文化として豊かなのではないかと思う。

斜めもあれば、左右アンバランスもある。それでこそ人間の文化だと思う。

 

何から何まで自由というのも困りますが、斜めがあるから水平、垂直が生きてくるしアンバランスがあるから端正さが際立つというのが、ものごとの本質

ではないか。

アンバランスと言っても近年にあるような和風なのか洋風なのか何だかわからないのは話が違う。

 

私が言ってるのは、傾けてつくったり、左右対称にこだわったり一筋縄ではいかないのが魅力。

こういうところにこだわるのが職人の魂であり、匠の技だと思う。

 

飽くなき探求心と工夫が「日本の建築」「日本の文化」である。