「Amazing Grace」。 この曲が好きです。 この歌を歌う方は皆、歌声が素晴らしい。 生で聴きたい。 ピアノの弾き語りもいい。

日本でも本田美奈子さんや中島美嘉さんが歌いましたね。

私も子供の頃、ピアノを少々。 いわゆる世間から言わせれば「おぼ  つちやま」わかるかなぁ?(^O^)  本当はただの悪ガキ。

親に言われて仕方なく色々やらされた。 ピアノ、剣道、野球、そろばん。

私は剣道と野球にハマった。 特に野球は小学2年生の時に初めて父親とキャッチボールをした時に父親の投げる球は加減なしで私に投げてきた。

ひどいスパルタ。 初めてグローブを付けたのに、それでも容赦なく投げてきた。  「正面でとれっ!」ってとれるわけがない。

普通子供なら父親とキャッチボールをするのが楽しみなはずなのに、その後  父親が「おいキャッチボールやるぞっ」って言われると急にブルーな気持ちになった。

それから野球は大嫌いになったけど小学4年生の時に小学校の野球チームが出来た。 私も入った。 4年生から6年生まで総勢80人くらいのチーム。

そのチームがやたらと弱い。 みんな田舎もので野球なんかやったことない。 だいたいスポーツ店も遠いから誰も道具なんか持ってない。

遊びと言えばみんな木登りや缶けり、かくれんぼ、メンコにベーゴマ、あとは何だかわからないけど常にみんな泥だらけ。

常に遊びは全力だから帰ったらもう爆睡したくらい。

上級生も下級生もなかった。 常に大群で遊んだ。

 

チームは6年生チームと5年生チーム。私たち4年生は試合はなく練習のみ。 上級生は何回試合をしても20対0とか19対1とか負けっぷりもみごと。 負けても悔しがらない。 とりあえずみんなやらされてる感だけ。 あまりの弱さにだんだん試合をしてくれるチームも無くなった。

しかし先生二人は監督とコーチとして負けても負けても根気よく指導してくれた。

私たちの小学校のチーム名は「78」(ナナハチ)。 七転び八起きという意味。 先生がその意味を私たち子供によく教えてくれた。

 

先生方の熱心な指導の甲斐もあって少しづつ上級生たちは強くなっていった。

そんな中でも私たち下級生は相変わらず野球より別の遊びばかり。 上達するはずがない。

先生が私たち子供を並べてノックをしながらボールの取り方を教えたり、時には先生が胸元にグローブを構え「ここ以外は先生は取らないから胸元をはずれたら自分でボールは取りに行けよ」って。

先生は顔面にボールを受けても一切よけなかった。 私たちはみんな爆笑(^O^)

 

そんな私たち4年生を集めて当時では珍しいビデオを使って先生たちが指導を始めた。

当時のビデオは「川上哲治」「長嶋茂雄」「王貞治」の野球の心構えや守備の心構え、ボールを打つ時の心構えなど。

これが子供なのでみんな素直に自然と心に入って来た。

そしてその基礎を2年かけて身につけ、私たちが6年生になったときは地元では一番強いチームになっていた。

遠征にも土曜日曜は呼ばれるようになり野球漬けの毎日を過ごした。

そして今でも40年近く前の事を鮮明に覚えている。 私たちが小学6年生になったとき茨城県少年野球大会の決勝まで勝ち抜いた。

最後はもう8試合目だった。 それまで大差で勝ち抜いてきた。 決勝は取手のチーム。

球場は忘れもしない「鉾田一校」のグランド。

その年、鉾田一校が甲子園に出場しその選手たちが審判をつとめてくれた。

結果は一点差で負けたけど、両チームのピッチャーは8試合すべて完投した。 私の今も一番 仲のいい同級生が最後まで投げ抜いた。

ここまでこれたのはまさしく「Amazing Grace」 驚くほどのストーリー。   昔の映画「がんばれベアーズ」みたい。

 

先生方は決勝戦のあとみんなを集めて「おまえら・・・」って話を始めたので叱られるなぁって誰もが覚悟したと思う。

しかし先生は「おまえら・・・ ・・・ お前たちはキャッチボールもできなかったのに茨城の決勝まできて良く頑張ったなっ! 誇りに思え!」

そして先生が「みんなありがとうな」「今日まで頑張ったことをみんな忘れるな」と優しく言ってくれた。

その一言でみんな感動と悔し涙があふれてきた。 先生や親たちの熱意や身をもって教えてもらった事が今の自分にあるんだと思う。

 

今でもその先生にはお仕事でもお世話になっている。 今は「美登樹」とは言わず「美登樹君」て言われるのは照れ臭いし、ちょっと寂しい。

先生と偶然、私がお酒を呑みにいった店で逢うと先生は一滴もお酒を呑まないので私たちが酔っぱらって当時の話をするととても照れ臭そう。

先生にはいつまでも私たちを元気にみていて欲しい。

先生方も親たちも子供を良く見ていてくれたんだなぁってつくづく想う。 先生や親に心から感謝。

日々感謝しながら「Amazing Grace」の歌詞のように輝き続けたい。

 

「第2回 古民家フォト甲子園」 www.kominkaphoto.com/