おはようございます。
古民家（こみんか）の定義は、民俗学では庶民が住む古い建物とされ、文化財の保護を目的とした登録有形文化財制度では建てられてから50年が経過した建物が登録基準となっていますが、新たな「古民家鑑定士」の教本では1950年（昭和25年）制定された建築基準法に在来工法が定義されており、それ以降に建てられた建築は在来工法と定義されており、これを除く1950年以前に建てられた『伝統構法』と呼ばれる建物を『古民家』とします。
在来工法と伝統構法は骨組みは木を使った同じ構造ですが、地震に対する考え方は在来工法と伝統構法では正反対となります。
地震が起こった際に在来工法は耐震的構造で揺れを抑える構造で、伝統構法は免振と制振の中間的な揺れ方をする構造で力を吸収して逃すと考えればわかりやすいのでは。
日本は1950年（昭和25年）の建築基準法が制定されるまでは、世界最古の木造建築「法隆寺 五重塔」のような伝統構法の考えが1300年以上も継承されてきました。
日本の現代の技術の粋を集めた「東京スカイツリー」もこの考え方で造られれています。
それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)-☆
