おはようございます(^O^)/ 今日からお彼岸ですね。

今日の古河市は20度くらいまで気温が上がるそうです。 上着はいらなそう。 南風も吹くとか・・・・・ 春が来ましたね(^O^)

 

ブログにしょっちゅう書きますが、本当に職人が不足している。  建設業離れがいちじるしい。

若い世代は、よごれる仕事は嫌だ、週休二日、残業は嫌だ・・・・・ だいたい理由はそんなところ。

今の建築の仕事に魅力がないのも理由だと思う。 魅力を感じる職業にしなくちゃ。

日本の建築はいったいどうなってしまうんでしょう?

 

住まいにおいてもハウスメーカーがつくる工業製品の家ばかり。 ハウスメーカーがある国なんて日本くらい。 やっぱり日本はおかしい。

住んでる人には悪いけど、私にはその住まいに対しての価値観が理解出来ない。

使われている材料は工業製品的なものばかり。 左官材料でも漆喰や珪藻土は自然素材なんて思ってる人が大半だと思いますが・・・・・

実は本物じゃないものはたくさんあるんです。

 

住まいについてユーザーが本当の事を知るべき。 木材は割れるモノ、壁にはひびも入る、隙間も空くんです。

それが本当なんです。 それでいいんです。 それが本物の証拠。

日本は住まいに関しての価値観がズレ過ぎ。 ユーザーに本当の事を教える必要がある。 使われている素材や本当の職人の技を知るべきです。

 

昔の日本は古材があたり前のように使われていた。 新しい木材より強度があり、価値の高い古材をどうして活用しないんでしょうね。

原因は「手間がかかる」「めんぢくさい」ということでしょう。

大工は本来、手間で儲ける仕事。 手間を惜しんでいいものは出来ませんよ。

日本の住文化にとって良くない事です。  要するに今の大工に手間を掛けられるだけの技術を持つ本当の大工が居なくなってきているのが現状。

 

本来の日本の木造建築を「高いから」「耐震性が弱いから」「高気密でないから」など色々と勝手な想像で素人さんは言います。

本来の木造住宅が高い? そんな事はありません。 総額2000万円の家でも木材の費用はわずか1割にも満たないんです。

逆に一割以上を木材にかけてくれたら素晴らしい木造建築になります。 建築総額のほとんどが設備や工業製品にお金をかけているんです。

耐震性能も本当の木造建築であれば丈夫で安心なんです。 その耐震性は古民家が実証してくれている。

勘違いしないで欲しいのは、あばら家と古民家は全然意味が違いますからね(^O^)

 

日本の建築の象徴でもある古民家から学ぶものはたくさんある。

古民家を継承していく事で日本の文化が受け継がれ、それを大工や職人が手掛ける事で技術が継承され、地域の活性化にも繋がる。

日本の文化を学ぶ事は教育にも繋がる。 食育があるように、住まいにも「住育」がある。

住まいの本当の事を学ばなければ未来の日本の建築はないだろう。 日本の建築は日本の文化そのもの。

新しい土地に新しい家を造る時代から、いいものを長く大切に使う時代。  日本らしさを取り戻す時。

今、日本の文化を取り戻さなかったらもう取り戻す事は出来ないでしょう。

いいものを長く大切に使う時代に。 持続可能な循環型社会の創造の為に私たちは活動します。 すべては未来の子供たちの為に。

 

「第3回 古民家フォト甲子園」  www.kominkaphoto.com/

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 次世代を担う子供たちに地域に残された伝統や文化に触れてもらいたい。 中学生、高校生のみなさんスマホで簡単に投稿出来ます。

 

「古民家住まいる」 www.kominka.net/   古民家マッチングサイト。

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今日も心に太陽を持って。 それでは素敵な一日をお過ごしください(^O^)/