みなさんおはようございます(^◇^)

 

 

子供の頃は、あちこちで建てまえがあり、餅ひろいに行くのが楽しみでした。

祝いの旗があがり、近所の人たちが話を聞いて集まってくる。

棟の上では施主や棟梁(とうりょう)や頭(かしら)や職人たちが祝いの盃をかわす。

 

そしていざ餅まき!

餅やみかん、カッパえびせん、ポテトチップ、インスタントラーメンやお茶菓子の数々、小銭もまかれた。

 

子供の時、うちの建前の時に私も棟の上にあげてもらって、下にたくさんの人たちが居たことを想い出す。

上から見た眺めは最高。

親父や職人たちと一緒に下に向かって色んなものをまいた。 楽しかったなぁ。

 

餅まきのあとは、新築の香りのそばで乾杯し酒を呑む。 お祝いムード満点。

母親や親戚のおばさん、近所のおばさんたちも手伝いに来てくれ、酒盛りは大賑わい。

そのうち、大樽の酒が無くなると、逆さまにして太鼓に。

新しい家の上棟をみんなが喜んでくれた。 酒盛りは何時間も続く。

締めは、棟梁や頭が音頭をとり職人たちの 「木遣り」 の唄が響く。

 

昔から日本に伝わる建てまえ、餅まきの習慣は、現代では本当に少ない。

私の地元では、「天長地久」(てんちょうちきゅう)と書いたものを棟木にしばりつける。

天に長く、地に久しく。 いつまでもお家(おいえ)の繁栄を願ったもの。

 

子供の頃から父をみて、家をつくる、建物を建てる仕事を夢に抱いてきた。

そして私はその仕事についた。  日本の建築に携われる事に日々感謝してます。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(^◇^)