みなさんおはようございます(^O^)

 

 

古民家鑑定士の教本が5月から変わります。

これまでの「古民家解体新書」から「古民家の調査と再築」に。

 

井上幸一氏のメルマガを引用。

今週話題になった東京大学入学式での上野千鶴子名誉教授の祝辞。

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

 

上野名誉教授は

「自分が勝ち抜くことだけを目指すな」と日本の中心を担う若者に熱く語りました。

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 世の中には、がんばっても報われないひと

 がんばろうにもがんばれないひと

 がんばりすぎて心と体をこわしたひと……たちがいます。

 がんばる前から「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」と。

 がんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

 あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

 恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、

 そういうひとびとを助けるために使ってください。

 そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

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「勝ち抜くことだけを目指すのではなく、恵まれない人々を助けることに目を向けて欲しい」

地域が衰退し高齢化が進む中、利己の目的ばかりを追うのではなく他の誰かの幸せを考え、支えあって生きていく時代なんだと思います。

 

こんなデーターがあります。

「国は貧しい人々の面倒を見るべきか」に同意する人の率は、日本は47カ国中最下位です。

「国は貧しい人々の面倒を見るべき」という考えに対し同意すると答えた人は

イギリス91%、中国90%、韓国87%、アメリカ70%であったのに対し日本は59

イギリスでもアメリカでも若者からお年寄りまで自分の体と頭が動くうちに、その力を惜しみなく他者のために使うべきだという考えでボランティアや寄付、社会貢献といったものが日常に組み込まれています。

 

日本は制度的に見れば、医療、保育、教育、社会福祉、児童福祉など・・・

どれをとっても充実していると思います。

その反面支えあいの仕組みは育ってこなかったと思います。

 

多くの市民が自分の時間や力を喜んで差し出す。

自分が弱者になったときには、遠慮なく支えてもらう。

そういった「支えあい」の意識が。

 

日本は税金を払っているのだから何かあったら国が何とかしてくれると考えがち。

人口減少・高齢化から現行の福祉制度が立ち行かなるのは明らかです。

 

私たちは「地域高齢者が活躍しての空き家対策」を推奨しています。

自治体ばかりに頼らず、自治体と連携した問題解決を推奨しています。

 

上野名誉教授の祝辞聞き

「私たちは未来の子ども達・地域の為にやらなきゃいけないコトは多い」

と感じました。

 

人は3つのタイプに分かれるそうです。

Giver(人に惜しみなく与える人)」

Taker(真っ先に自分の利益を優先させる人)」

Matcher(損得のバランスを考える人)」

このうち、最も成功を収めるの「Giver」なのだそうです。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(^O^)