「ブナの森」は天然  水がめと呼ばれ水の宝庫。

雨が降ると山から川に流れたくさんの山の養分が海までたどり着き、魚たちや生物が潤う。

山を手入れして再生させることが災害を無くし、環境を守ることに大きく貢献する。

ブナの木は鹿児島から北海道まで広く分布している。

二酸化炭素削減は重要な問題。二酸化炭素の目安として「ブナの木」何本分などと「ブナ」という木を使った例えが良くみられる。

「ブナの木」が光合成で二酸化炭素をどの程度 吸収できるか想定できるようになったからです。

「ブナの木」一本が一年間に吸収する大気中の二酸化炭素量は11㎏。ちなみにガソリンは1ℓで約2.3㎏の二酸化炭素を排出する。

 

昭和28年に建築された46坪の住宅で構造材、化粧材など使われている材木の総量は17㎥程度。

一棟解体して廃棄すると廃棄量は3910㎏。

炭素を二酸化炭素に換算すると14,337kgとなりこれは「ブナの木」1303本分が一年間に吸収する二酸化炭素量になる。

 

昭和25年以前に建てられた木造住宅(いわゆる古民家)は総務省の平成20年のデータによると約149万棟ある。

この149万棟を二酸化炭素に換算すると2134万㌧となり「ブナの木」の一年間に吸収する二酸化炭素量は19億4196万本分もの二酸化炭素が

古民家などの古い住宅に蓄えられていることになる。

 

その事を考えれば古民家を簡単に壊すなんて出来ない!

現代は「スクラップ&ビルド」の時代から「循環型建築社会」への変換の時です。

古民家にお住まいの方で古民家を壊そうと考えている人は、その解体を待って下さい!

古民家鑑定士または古民家再生協会にご相談ください。