みなさんおはようございます。

 

 

空き家の「総数」は、この20年間で約1.5倍(576万戸→849万戸)に増加しています。

何かしらの理由で人が住んでいない住居は20年間で2倍弱(182万戸→349万戸)も増えています。

空き家の総数は今後、さらに増えていくと考えられています。

 

空き家問題の背景には「土地神話」がありました。

今の70~80代の人たちは日本の高度成長期にバブル景気の中で企業戦士のように働き、給料も右肩上がりに上昇しました。

「土地は必ず値上がりする」といわれる中で皆、マイホームを購入しました。

 

子どもの成長や転勤などで生活に変化があったときも、手にしたその家は「将来は子どもが住めばよい」と売却することなく、むしろ担保物件として新たな不動産を追加購入するために使ってきました。

 

家が老朽化した今、子どもたちは都心部へ移り住み、古くて不便な不動産には見向きもしなくなりました。

家の資産価値は大幅に値下がりし、場所によって「タダでも売れない」不動産が増えています。

 

子ども達は「住む予定がない家」にお金はかけたくなく、家が建っていれば固定資産税は安いので、そのまま放置されています。

年に一度くらい帰って管理する程度です。

 

政府は平成27(2015)年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」を施行しました。

「解体特措法」だけに注目がいきますが「空家対策特別措置法」の本来の目的は「活用」でが「その活用」は全く進んでいません。

「空き家の活用」を進めていかなくてはなりません。

 

今、空き家が注目されている背景にはコロナ禍の影響もあります。

・インバウンド観光への宿泊施設への転用。

・自然豊かな郊外の広い家。

・都会から離れテレワークの施設としての活用。

空き家を活用するには「お金」が必要になります。

活用をする為に「改修して価値を上げる」ことが大事です。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(*^^*)