みなさんおはようございます。

 

 

ここにきて急にまた花粉症がひどくなりました。

カモガヤ花粉症(イネ科)かも。

この時季に多いそうです。

今まで以上に鼻水や鼻づまりがひどい・・・・・・

 

井上幸一氏のメルマガから引用。

日本の木材面積は国土の67%を占めています。

単純に木造・国産材利用率が高まればいい?

 

全国の木造軸組住宅に占める割合15%程度です。

では何故木材使用が増えているのか?

木造軸組は「柱は国産木材」が多いのですが「梁は杉集成木材」また「杉の構造用合板」そしてなにより林野庁の進める「木造ビル」

https://www.ldb.co.jp/column/wooden-skyscraper/

マンションも現場でも手間の掛からない「木材使用」が増えています。

私はこの「手間の掛からないが問題」だと思います。

 

林業従事者の人口は昭和30年の51.9万人をピークに下降し続け、現在は全盛期の10分の1程度である4~5万人。

うち、65歳以上の従事者の割合は25%と、長年安い輸入材を使用し続け国産材を無視してきたツケが回ってきています。

 

林業従事者の育成は一朝一夕にはいきません。

木を育てるのと同様、優秀な林業従事者の育成には長い時間とノウハウをかけなくてはいけません。

現在の外的な木材供給の脅威に見舞われても簡単に右から左に国産材にシフトは出来ません。

 

これは大工職人の世界でも同じようなことが言えます。

日本の大工さんの数の推移はhttps://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2018/cc/0613

木造建築は「機械化」でその労働力を補ってきましたが、それにも限界があり新築はプレハブ化から3D住宅に移りつつあります。

https://www.atpress.ne.jp/news/300928

 

リフォームは「ヤマダ電気」などが力を入れより「ユニット化」が進むと予測されます。

ユニットバスはもう当たり前になりましたがユニットトイレ

https://store.shopping.yahoo.co.jp/suisuimart/cp0812sce.html

も増えつつあるそうです。

 

大工さんの育成より、大工さんの要らない住宅になってきています。

木造住宅の構造にプレカット化は当たり前の時代、近い未来に木造住宅の構造の刻みが出来る大工さんは今の「社寺仏閣の大工さん=宮大工さん」と同じく「刻み大工」と呼ばれる日が近いのかもしれません。

そんな時代だから「古民家から学び大工(職人)さんの関わる住宅」(ホンモノの住宅)を未来の日本にしっかりと残していきたいのです。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(*^^*)