みなさんおはようございます。

 

 

井上幸一氏のメルマガから引用。

先週、黒田日銀総裁が物価上昇について「家計が値上げを受け入れている」と発言して炎上し撤回しました。

慎重な日銀総裁が失言をする訳なく、正しいこと言ったはずです。

なぜこの発言が炎上するのか?から考えてみました。

 

afterコロナで雇用は増え、賃金も前年比で大きく上昇しています。

雇用が増え、賃金も上昇・・・

物価が上昇しても耐えられる状態になっていて、黒田さんが「家庭の値上げ受容度が上昇していると思われる」と言ってもいい環境のはずです。

 

論理的に考えると黒田さんの発言は適切であり、問題もないと思いますが「参議院選挙前」の野党・マスコミへの格好の標的になってしまいました。

では間違っていないのに、なぜ黒田さんは前言撤回したのか?

これは岸田総裁(自民党)の(選挙向けに)方針なんだと思います。

 

岸田総裁は総裁選の時から「所得倍増」を掲げます。

「物価上昇を受け入れの前に所得倍増」の声を出さなきゃいけませんがこれが中々現実的に難しいのです。

岸田総裁は安全運転をして「政権支持率の上昇」をさせています。

久しぶりに黒田さんの発言は民衆を刺激したので前言撤回してもらいました。

 

「所得倍増」していたら黒田さんの発言も受け入れられたのでしょうね。

注文住宅の価格はどんどん上がっています。

しかし、大工や職人の日当は上がっていません。

 

これは「企業は儲かって、物価も上がるが、給与は上がらない」状態ではなく「企業=建築屋が儲かっていない」から来ています。

「仕入れは上がるのでしょうがない、しかし手間代は・・・」状況です。

 

本来なら手刻みが出来る大工や建具屋家具職人、左官職人など、手間がかかる職人の日当は5万円は必要です。

大工や職人の育成では、この仕組みを作り上げることが大事だと考えています。

 

今日から一般社団法人全国古民家再生協会の「全国会員大会」です。

しっかり理念共有し、勉強してきます。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(*^^*)