棟に祝いの旗があがる。近所、隣や話を聞いて集まる人だかり。

屋根の上では施主や棟梁(とうりょう)や頭(かしら)や職人たちが祝いの盃をかわす。

 

そして、いざ 餅まき!

もちやみかん、カッパえびせん、ポテトチップ、インスタントラーメンやお茶菓子の数々、小銭もまかれた。

 

餅まきのあとは新築の香りのそばで、乾杯し酒を呑む。 お祝いムード満点。

母親や親戚のおばさん、近所のおばさんたちも手伝いに来てくれ、酒盛りは大賑わい(^O^)

新しい家の上棟を皆が喜んでくれた。 酒盛りは何時間も続く。

 

締めは棟梁や頭が音頭をとり職人たちの 「木遣り」 の唄が響く。

昔から日本に伝わる建てまえ、餅まきの習慣は、現代では本当に少ない。 

 

私の地元では、「天長地久」てんちょうちきゅう と書いたものを棟木にしばりつける。 天に長く、地に久しく。 いつまでもお家(おいえ)の繁栄を

願ったもの。

 

子供の頃は、あちこちで建てまえがあり、餅ひろいに行くのは楽しみで、餅まきは当たり前でした。

 

私は子供の頃から父をみて、家をつくる、建物を建てる仕事を夢にいだきました。今、その夢が実現し、日本の文化の建築に携われる事に日々感謝し

てます。 今週も頑張ります(^O^)/