みなさんおはようございます(^◇^)

 

きのうは古河市と一般社団法人古河市建設業協会で意見交換会を。

 

 

古河市では初めての試み。

行政と業界でこういう機会を持つことは大切なこと。

有意義な場になり今後に繋がればと思います。

 

 

先日、近所のおじさんが親父との想い出の品を持ってきてくれました。

 

 

このスコップが想い出の品。

 

親父は26歳の時に、一銭もない中で会社を創業。

創業したのは昭和36年。

当時は地元の旧総和町には建設会社はうちを含めてわずかに3社。

建築屋はうちだけでした。

高度経済成長期で地元にも工業団地や住宅団地の建設ラッシュが始まったばかり。

毎日、寝る間もなく仕事に明け暮れたそうです。

 

創業した頃は朝、まだ暗いうちに起きて三輪車のトラックで古河の隣の川辺村(現在の北川辺町)まで壁土を取りに。

その時にこのスコップを使って、そのおじさんと毎日積みに。

これが元銭に。

当時その土がトラック1台1500円、人夫の賃金が一日450円だったそうです。

私が親父の通夜と告別式のお礼の挨拶の中で皆さんの前でこの話をしたのを覚えていてくれて。

 

親父は晩年、このおじさんと酒飲みや神社仏閣めぐりを良くしていた。

おじさんのほうが親父より二つ上だから、親父はいつも「もし歩けなくなったら俺が遊びに行ってやるから」なんて言ってたのに。

おじさんも親父と呑めなくなったのが淋しいって言って親父の仏壇の前にこのスコップを。

 

当時使っていたそのスコップを50年以上も大事に持っていてくれたそうです。

ずっとピカピカに磨いていてくれて大事にしまっていてくれた。

親父もそれは知らなかったみたい。 きっと喜んでくれていると思う。

 

おじさんに「親父のどこが良くて一銭もない親父と一緒に?」って。

おじさんは「良くわからないけど、若い頃からひかれるものがあったんだよなぁ」って。

しみじみと言ってくれた。

親父もきっとおじさんをそう想っていたから最後までお付き合いしてたんだと思う。

私はこのスコップを会社の宝物として飾ろうと思う。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(^◇^)