きのうは、高校の恩師の先生から携帯に電話を頂いた。 どうしたのかなぁって思ったら話をしているうちに「今から事務所に」って来てくれた。

私のお袋まで出てきて、「高校時代はいたずらっ子でさんざんご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」ってまた余計な話をしやがって。

昔の悪ガキの頃の話をされると急に小っちゃくなっちゃう。 どうもお袋の子ども扱いが私は苦手。

先生となんだかんだと一時間いろいろ話をしちゃった。 いつ逢っても若々しい。

きのうは雨の中、上棟。 構造は木造の平屋建て。 約170坪。 100人の宴会場ができる。 オープンは8月末を予定。

これからが腕の見せ所。

 

上棟はお日柄を選びます。 暦と工程表をみらめっこ。 私の場合は工程よりどっちかというと暦を優先で考える。

大安、友引、先勝などありますが大安でも不成就日や三りんぼうなどは選びませんね。

一年のうちに何回か「一粒万倍日」という最高にいい日があります。

この日を選んで上棟することが多い。

 

「一粒万倍日」は、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が織田信長につかえていた時、藤吉郎が大手柄をたて信長が「褒美をとらせよう。何でも望むものを言え」と。

藤吉郎が「それでは米を頂きたいと思います。明日は一粒、あさっては二粒、三日目は四粒、毎日倍々で一ヶ月頂きたいと思います」

と言ったそうです。 それを聞いた信長は「なんて欲がないやつだ。 ではひと月の間 米を倍々でつかわそう」。

 

倍々で計算すると15日目は、16,384粒。 お茶碗4杯分。

16日目はお茶碗8杯分。そして30日目には536,870,912粒になり米200俵にもなる。

一から始まりこんな数になる。 何でも「一」が基本ですね。

「一粒万倍」という言葉はこの話がもとのようです。 一粒万倍日とはとても良い日とされている。 お祝い事、結婚式や地鎮祭や上棟など。

どんな時も基本が大事ということですね。

 

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