みなさんおはようございます(^O^)/   

 

築50年以上の木造住宅が、この10年で45万棟が消えた。   茨城県内でも一日4棟の割合で今も壊されている。

古民家をただ壊して廃棄処分するのではなく、古民家に使われているダイナミック柱や梁を再利用する。

昔の日本の文化には、古材を再利用する文化があった。  

 

日本は、敗戦により多くのモノを失った。  アメリカのGHQの占領政策によって、伝統も文化も教育も道徳も信仰心も・・・・・

昭和25年に日本で初めて「建築基準法」が制定され、この建築基準法もアメリカがつくったもの。

 

1300年も続いた伝統構法に変わり、アメリカによって今のような在来工法があたり前にされておよそ70年が。

これによって、本当の職人の匠の技を奪い、職人の技は要らなくなった。  日本の建築の伝統も文化も奪われた。

 

 

古材(KOZAI)は「ふるざい」と呼ばれ、ただ捨てられるように。

その「ふるざい」を宝に変えた男が、井上幸一氏。  今ではお店にも住まいにもオフィスにも古材(KOZAI)が使われるように。

古材(KOZAI)を新築に使えば超モダンな空間が。  

時代は変わるものではなく、変えるもの。  時代は変える事が出来るんです。

 

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「ふるざい」を宝に変えた男。  井上幸一氏。

 

 

住まいは「買うもの」ではなく、つくるもの。

家をつくるのに、国産材で家を建てますか? それとも外国産材で家を建てますか?  なんて聞かれた事ありますか?

誰だって、日本の木で建てたいと思いませんか?  でもそんなことを聞かれた事はないのでは・・・・・・

 

日本の木材も、外材も値段は同じです。  ただ円高とか、円安とかで相場によって違いますが。

国産材で建てた方が、家は長持ちするに決まっています。  日本で育った木を使う事は、気候風土にあってるから長持ちするんです。

 

今、日本の林業は衰退し、山は荒れ放題に。  光合成をおこなわなくなった木が多い山はたくさんある。

今の時期、花粉症で悩まされてる人は多い。  あれだけの花粉を飛ばしているのは、木が「切って下さい」ってサインを出している。

 

山の再生には50年かかると言われている。  今から山を再生しても50年、100年とかかる。

私たちの時代には、再生できなくても、孫や曾孫やその先の代に。  今やっておかないと、100年後、200年後、日本は滅びる。

木についても、住まいについても、本当の事を知っておくべき。  それが地域活性化になり、それが地方創生に。

 

経済ばかりを考えるのではなく、今やらなければいけないものがあるはず。  未来の子どもたちの為に。

 

 

「第4回 古民家フォト甲子園」   www.kominkaphoto.com/  

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中高生が地域に残された伝統や文化を全国に発信中。  2/20~8/31まで。  中高生の皆さん、どしどし投稿して下さい。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(^O^)/