みなさんおはようございます(^O^)/

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「茨城県 木の住まい支援協会」  主催 「木の住まい教室」。 講師の香取氏。 粋な、はっぴ姿で。

 

現代の木造建築は、ほぼプレカットと言って工場の機械で加工されてしまう。

その機械に木材を入れるのは、アルバイトのお兄ちゃんや木について良く知らないただの作業員の人ばかり。

プレカットは、コスト削減と工期短縮の為に使われてる。 他にいいところは無い。

木の特性を知らない人がプレカット工場で木を扱ってるのだから消費者はたまったもんじゃない。

木の向きや、木の雄と雌がある事など知るはずもない。

 

現代の木造建築で、プレカットで加工して建て前してる建物の状況を見たことありますか?

建ててるそばから、もうぐらぐらしてます。

「ほぞ」と言って、差し込むところが短いからです。 刺さってる部分が少ないからぐらぐらしてるんです。

プレカットで加工するとそういう風にしか加工できないんです。

大工が手加工するものは「ほぞ」をしっかり丈夫に加工するので、大工が木材をきざんで上棟した建物はぐらぐら動いたりしない。

本当の職人は「ぶちぬきほぞ」や「こみせん」でとめる。 これなら完璧。金物なんか要らないんです。

プレカットで建てる木造建築は、現代の大工はどうせ、ぐらぐらしても金物でおさえるんだからって何とも思わない。

金物でとめないと引っこ抜けちゃうから金物を使うんです。

でも木材と金物は、相性は最悪。 いずれ腐ります。

現在の建築基準法が金物を使わないと検査が通らないんだからどうにもなりません。

これでは建物の寿命は長く持ちません。

 

「適材適所」という言葉をみなさんもご存知かと思います。

辞書で引いてみると「その人の能力、性質によくあてはまる地位や任務を与える事」とあります。

「適材適所」の語源は、伝統的な日本家屋や神社など建築の木材を使い分ける事からきています。

 

日本には恵まれた、自然や環境があります。 その中で森林の役割は大きい。

豊富な森林を使われた歴史が日本の文化を支えてきた。

 

今の大工さんは、「木の特性」を知らないで木を使ってる、半端な大工さんも多い。

ただプレカットで出来たものを組み立てるだけ。

木には特性がある。 その特性を生かしてない。 建物には良くない。 最終的には消費者が困ります。

 

木の本当の事を学ぶ必要があります。 「木の住まい教室」はそれを学ぶところ。

いいものをつくって長く大切に使う時代。

 

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昼は、大好きな「肉野菜炒め定食」を。 美味かった(^O^)

 

それでは素敵な休日をお過ごしください(^O^)/