みなさんおはようございます(^O^)/  

 

京都府伏見区醍醐山(だいごやま)のふもとに一基の塔が。  

1000年以上もの風雪に耐え、その見事な造形は日本の木造建築のきわみ。  それが世界遺産 京都醍醐寺五重塔。

 

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なぜここまで空高く積み上げたのか、なぜここまで巨大な建造物を建てたのか。

まるで重力にさからって飛び立つ羽根のように、天へとのびる姿を1000年以上も保ち続けてる。

 人は、地・水・火・風・空がバランスよくとれた時に安心して暮らせる。  五重塔そのものが、その祈り、信仰の対象。

 

五重塔は積みあげ構造と呼ばれる建て方。

芯柱は他の木には一切触れていない造りで、初層から積み上げていく。 

「木は生えた木の方位のまま使え」と言われている。 伐採前に陽が当たってない部分が建立後、陽に当たるとそこは弱い。

「木は寸法で組まず木のくせで組め」と。 大きな木のくせは押さえ込む事が出来ないので「木のくせを組む」

 

木が育った環境を知って使う事が大事。  現代のようにハウスメーカーのプレカットでは、木の特性を全く活かしていない。

現代の建築と古代建築の大きな違いはここにある。  古代建築には大工の知恵と技術が隠されている。

 

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五重塔の考え方を、現代の日本の技術の粋を集めた「東京スカイツリー」に採用した。

五重塔の芯柱は、地震の振動を軽減できる。 先人の知恵が現代に活かされている。

 

なぜ醍醐寺に五重塔が建てられたのか・・・・・  そこにはある物語が。

毎月29日、醍醐寺では醍醐天皇の月命日の法要が行われている。  子宝に恵まれなった醍醐天皇は神に祈り続けた。  そして二人の王子を授かった。

醍醐天皇はこの事を、二人の王子にも話をしていた。  

そして醍醐天皇が亡くなった翌年から、息子の朱雀天皇(すざくてんのう)が20年の歳月をかけて完成させたのが五重塔。 

朱雀天皇は両親への恩返し、子供が親を想ってこの世に生を受けた感謝の気持ちで建てられた。

天まで届け、祈りを捧げるように。  生んでくれてありがとう。

 

日本独特の美意識と技術が生んだその造形は、今日も天を目ざして羽ばたくようにそびえたっている。

親子の想いを詰め込んで・・・・・1000年の祈り、絆の塔。   生きる事は素晴らしい。 日々両親へ感謝をし、生きる事は素晴らしいと想いたい。

 

 

きのうは午後から本降りの雨に・・・・・

雨の日は屋根のあるところで過ごすのがいい。  静かな場所で本を読みながら・・・・・ あっという間に時間は過ぎる。

 

雨にうたれて映える町並みは情緒がある。 雨にうたれた石畳、瓦、レトロな洋館など何とも言えない雰囲気。

雨の日は気持ちが淋しくなるけど、雨にうたれた素敵な町並みはロマンチック。

そういう場所を眺めながら、何気ない時を過ごす事も大切だと思う。

 

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それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(^O^)/