みなさんおはようございます(^O^)

 

 

きのうはお墓参りと初彼岸のところや親戚などにお線香をあげに。

あたりは彼岸花が咲き、爽やかな秋を感じます。

 

井上幸一氏のメルマガから。

明治10年代につくられた「蛍の光」は全国の尋常小学校で唄われるようになりました。

実はスコットランドの民謡だそうです。

 

時代は明治、ヨーロッパ列強のアジア植民地化が進む中、日本は国として単独で生きていけるかどうか全く不透明な大混乱期。

伊藤博文などが近代化を図っていた時代です。

 

その「蛍の光」は、近代では3番、4番は歌われなくなりました。

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蛍の光 窓の雪

書よむ月日 重ねつつ

いつしか年も すぎの戸を

明けてぞ けさは 別れゆく

 

とまるも行くも 限りとて

かたみに思う ちよろずの

心のはしを 一言に

さきくとばかり 歌うなり

 

筑紫のきわみ みちのおく

海山とおく へだつとも

その真心は へだてなく

ひとつに尽くせ 国のため

 

千島のおくも 沖縄も

八洲のうちの 守りなり

至らんくにに いさおしく

つとめよわがせ つつがな

・・・・・・・・・・・・・・(以下引用です)・・・・・・・・

3番の歌詞について】

3番の『筑紫のきわみ』や『陸奥の奥』は九州・東北をさす。

具体的な地名というより、そういった地方も含めとおくにあってもという表現であろう。

『海山とおく、へだつとも』という表現は陸地だけでなく海や山で隔たれた諸島である。

『その真心はへだてなく』とはまさに、皆で一緒に、という表現であろう。

真心ということばも、へだてなくという言葉も

「日本全体で」という、作詞者の気持ちを表している気がする。

 

4番の歌詞について】

4番は北海道、沖縄に触れる。

八洲(やしま)とは、日本の別表現である。

本来は「多くの島からなる国」という意味らしいが、古事記では「本州・九州・四国・淡路・壱岐・対馬・隠岐・佐渡などの「八つの島」の総称と言われ、「日本」と直接表現しないところに、日本らしさを感じる。

「つとめよ」は、努力せよ、である。

「わがせ(我が背)」とは、女性が男性の背中に対し、「我が友よ、我が夫よ、我が兄弟よ」と励ます際に使っていた表現で女性たちが、男性たちを叱咤し、協力するような意味といえる。

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3番・4番の歌詞の表現を見て「祖国防衛を強要する軍国色が強い」と思います。

日本と日本人の団結を願う内向きで「敵」や「侵略者」という表現はまったくありません。

「日本」を柔らかく表現しつつ「日本人」として、真心をもってへだてなく一致団結しよう!

つつましくも自覚を促す、表現の歌になっています。

 

「蛍の光」は別れの歌ではなく、力強い日本を表現した歌。

国を愛し、平和を願う歌だったんです。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごし下さい(^O^)