みなさんおはようございます。

 

 

井上幸一氏のメルマガを引用。

移住促進「人口減を食い止めて人口増を創出し地域の問題を解決する」

そんなことは無茶な発想だと思うんです。

 

江戸時代中期は3000万人程度の水準で、明治維新の1868年になっても3330万人とあまり増加しませんでした。

世界大戦を経て「産めよ殖やせよ」の国策(子どもを5人以上産むように、という政策)の下で、日本の人口は爆発的に増加し、第2次世界大戦が終わった1945年には7200万人となり、その後のベビーブームを経て2008年にはピークの1億2800万人となりました。

無理した人口の上昇を修正する局面なんだと思います。

無理しなきゃ日本の人口は6000万人から8000万人程度だったはずで、GDP(国民総生産)は世界2位にはなれませんでしたが、一人当たりの生産性はもっと上がっていたと思います。

 

先日、100万ドルの寄付を戴いたAirbnbアイルランドの人口はわずか500万人。

教育無償化で人的能力の向上を図り、大胆な規制緩和と減税によって積極的な外資誘致をおこなった結果、国民1人あたり国内総生産(GDP)10万ドルで、日本の3.2万ドル、米国の7.6万ドルより遥か上をいく高水準です。

https://www.globalnote.jp/post-1339.html

もちろん経済成長で人口も増えています。

 

人口が減っても労働生産性・付加価値を上げいれば経済成長します。

空き家問題解決するための補助金や助成金を配るのでなく、経済を頑張る人に交付金・補助・助成をすることで「空き家の付加価値向上のために投資する」「空き家課題の将来のために投資する」が正しいのではないかと思います。

 

空き家課題解決で「移住推進」などを打ち出す自治体が多くありますが、大事は「地域活性化」「地域の価値を上げる」ことだと考えます。

地域を元気にすることを目的に地域力創造アドバイザーとして今年3自治体にお伺いしています。

昨日の養老町での様子 https://www.inouekouichi.com/blog/26814.html

「地域を元気にする=空き家課題解決」への近道でなんだと思います。

 

それでは今日も心に太陽を持って、素敵な一日をお過ごしください(^_-)-☆